インフルエンザ 予防投与について
インフルエンザウイルス感染症の予防には、ワクチンによる予防接種が有効です。
インフルエンザ感染状態の方と濃厚接触した、家族が発症したが、まだ自分は発症していない状態の時に、抗インフルエンザ薬を予防的に服用する「予防投与」という方法があります。
予防投与は、インフルエンザ患者さんとの接触から48時間以内に抗インフルエンザ薬の服用を開始すると、発症を7~8割抑制する効果が期待できます。
治療に使用する用量・用法と、予防投与では違いがありますので注意が必要です。
予防投与するにあたっては、あらかじめ対象者が定められている点や保険適用の無い自由診療になる点などの条件があります。
当院では、自費診療で診察料4,000円になります。薬代は別途調剤薬局にて必要になります。
添付文章に記載されている条件:対象者は、原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である次の者を対象
- 高齢者(65歳以上)
- 慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
- 代謝性疾患患者(糖尿病等)
- 腎機能障害患者
(注意点)
上記に該当しない方(例:受験生や仕事で休めない方)は「適応外使用」となります。
適応外使用で万が一予想外の大きな副作用が出た場合には、
「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となり補償が受けられなくなります。
あくまでご自身の責任 での投与となりますこと、ご了承ください。