下痢・便秘
下痢・便秘
「下痢と便秘を繰り返す」という症状は、多くの方が経験されるお悩みです。生活習慣や食生活の乱れ、ストレスなど、一時的な要因で起こることもありますが、中には病気が隠れているケースもあります。特に、便秘がちだった方が急に下痢になったり、排便リズムが不規則になったりした場合は注意が必要です。
下痢と便秘を繰り返す症状の背景には、主に以下の病気が考えられます。
腸に器質的な異常がないにもかかわらず、腹痛を伴う便通異常が続く病気です。ストレスや不安など精神的な要因が大きく影響すると言われており、真面目な性格の方や、感受性が豊かな方に多く見られます。仕事や学校に行く日だけ症状が悪化し、長期休暇中は症状が気にならない、といったケースも少なくありません。
大腸の腫瘍が原因で、便の通りが悪くなることで下痢と便秘を繰り返すことがあります。特に左側の大腸(下行結腸や直腸)にがんができた場合に起こりやすい症状です。便に血が混じる、便が細くなる、お腹が張る、腹痛といった症状を伴うこともあります。ただし、これらの症状が出てから見つかる大腸がんは、かなり進行しているケースが多いため、症状が出る前の検査が非常に重要です。
当院では、患者さんの症状を詳しくお伺いした上で、適切な検査を行い、下痢や便秘の原因を特定します。
問診に加え、必要に応じて腹部レントゲン検査や大腸カメラ検査を実施します。大腸カメラ検査は、大腸の粘膜の状態を直接観察できるため、過敏性腸症候群と他の病気を区別するために有効です。
検査の結果、病気が特定された場合は、その病気に応じた治療を行います。過敏性腸症候群と診断された場合は、薬物療法に加えて、ストレスや生活習慣の改善も同時に進めていくことが大切です。
下痢や便秘は、水分摂取量や腸の動きが関係していることが多いです。日頃の生活習慣や食生活を見直すことで、症状の改善が期待できます。
吹田市にある千里丘かがやきクリニックでは、下痢や便秘の症状でお悩みの方をサポートしています。お気軽にご相談ください。
A: 40歳以上で、過去3年以内に大腸内視鏡検査を受けていない場合は、一度検査をご検討いただくことをお勧めします。
A: ストレスの可能性もありますが、便が腸に滞留していることで、その周りを軟便が通り、下痢のように見えることもあります。詳しい原因を特定するためには、一度医師にご相談ください。
A: 過敏性腸症候群の可能性があります。また、潰瘍性大腸炎などの病気が隠れていることもありますので、専門医にご相談ください。
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