歯ぎしり・寝言
歯ぎしりも寝言も、眠っているご本人は気づかず、同じ部屋で眠るご家族に指摘されてはじめて知ることがほとんどです。どちらもよくある現象で、それだけで病気というわけではありません。ただ、眠っている間の歯ぎしりの多くは「眠りが浅くなった瞬間」に起こる反応であり、その裏で呼吸が止まっていたり、胃酸が食道に上がってきていたりすることがあります。寝言も多くは心配のないものですが、50歳を過ぎてから大声の寝言や、夢に合わせた体の動きが出てきた場合は、別の病気を考える必要があります。マウスピースの作製や歯の治療は、歯科の領域です。当院の役割は、内科の立場から歯ぎしりや寝言の背景にあるもの——とくに睡眠時無呼吸と逆流性食道炎——を確かめ、治せる原因があれば治療し、必要に応じて歯科や神経内科の専門医へおつなぎすることです。